結局のところ、水を飲むと痩せるの?太るの?

水痩せる太る

●今回のポイント

  1. 冷たい水は体を冷やし、さまざまな病気につながる
  2. 水を飲みすぎると代謝が低下して、肥満を招く
  3. 海外のミネラルウォーターは、下痢を起こすことがある
  4. こまめな水分補給は、むくみと便秘の改善につながる

体温が下がってカロリーは消費されるけれど・・・

ひと昔前、水をたくさん飲んで痩せるという「水ダイエット」が話題になりました。

しかし、その一方で、太っている人が

「水を飲むだけでも太ってしまう」

などと嘆くことが多いですが、一体どちらが本当なのでしょうか。

 

答えは

「水を飲んでもダイエット効果はない」

です。

 

冷たい水を飲むダイエット、海外のミネラルウォーターを飲むダイエットなど、色々な水ダイエットが流行りましたが、どれも一歩間違えると、ダイエットどころか体重が増加したり、体調不良につながったりします。

食べ物と同じぐらい、生命活動に重要な水。

存在が身近すぎるので、その作用を気にしなくなっているケースが多いです。

 

今回は、水に関する間違った常識を改めて、ダイエットの味方にする方法を解説してゆきます!

まず、どうして「冷たい水」を飲むのが効果的という認識が広まったのか、調べてみました。

冷たい水を飲むと、体温が下がります。

しかし、この状態は体にとって危険なので、体温を上げようとする作用が働きます。

この時、カロリーが消費されるので、

 

「ダイエット効果あり!」

 

なんて、いまだに言われているワケですね。

 

厳密にいうと、カロリーが消費されているので、一時的なダイエットにつながっているかもしれません。

しかし、冷たいものが体に溜まると、さまざまな弊害が発生します。

 

冷たい水は代謝の低下を招く

女性に大人気の美容サイトに載っていたのですが、毎日1リットルの冷水(しかも、1度に!)を1年間飲むと、2キロ程度の体重減につながるそうです。

このサイトは、みなさんもご存知の、有名な会社が運営しています。

たしかに、計算上は正しいのですが、冷たい水を飲み続けると、体は確実に冷えます。

 

体が冷え性になると、エネルギーの消費効率が落ちるという、逆の状況が発生し、脂肪を溜めやすい体になって、最終的には太るのです。

それに、一度に1リットルもの水を飲むと、体内のミネラルバランスが崩れて、体に余分な水が老廃物として溜まります。

これがいわゆる、「むくみ」です。

むくみが発生すると、それを解消して水分補給を控えるようになるので、体が水不足の状態になり、代謝がさらに悪化するという悪循環を招きます。

みなさんにも、心当たりがありませんか?

 

理想的な摂取カロリーは、消費されるカロリーと同じになることです。

これと同じように、水を飲む量も、排出される量と同じにする必要があるんです。

 

水を飲む時の注意点は、下記の通りです。

  • 一度に飲む量は150~200ミリリットル程度にして、1日6~8回に分ける
  • 汗をかいたり、お腹をこわしたりした時は、摂取量を増やす
  • 寝ている時は発汗で水分が失われているので、寝る前と起きた直後に水分補給をする
  • 冷たい水は避けて、なるべく常温にする
  • 食事の最中は、胃酸が薄まるので、なるべく飲まない
  • 運動中はしっかり水分補給する

 

海外の水が人気を集めた理由

冷たい水を飲み続けるのは、百害あって一利なし、ということが分かったところで、ミネラルウォーターによるダイエットの話しに移りましょう。

コントレックスやエビアンといったヨーロッパの水を飲むダイエットには、どのようなメリット&メリットがあるのでしょうか?

それを知るためには、日本の水との違いを理解する必要がありますね。

 

飲料用に使われている水の原材料は、多くが河川や山岳地帯の地下から採取されています。

水は地下に滞留している期間が長ければ長いほど、カルシウムやマグネシウムなど、地中のミネラル成分が溶け込みやすくなります。

ヨーロッパの水が、まさにこのタイプ。

商品にもよってミネラルの含有量は異なりますが、日本で採れるミネラルウォーターの3~10倍ぐらいとなっています。

 

ミネラルを大量に摂取すると、体は老廃物を積極的に排出しようとします。

典型的な症状が、便通の改善。

かなりの即効性があるみたいです。

 

でも、日本人の体になじみがない水なので、お腹が弱い人だったら、下痢になってしまうことがあります。

したがって、誰にでもおススメのアイテム、というワケではありません。

海外のセレブが愛飲しているのは、体質に合っているからなんですね。

 

老廃物の蓄積は、代謝の低下を招きますから、こうした意味ではダイエット効果があると言えるのですが、お腹をこわすと水分不足になりがちですから、この点を覚えておいてくださいね。

 

水を飲むことで便秘を解消!

ここまで、水ダイエットのデメリットばかり書いてきましたが、

「水を毎日適量飲むことは、脂肪の蓄積を防げる」

というメリットもあります。

 

これは、先ほどもお話ししたように、むくみを解消したり、便秘を予防したりするために、こまめな水分補給が欠かせないからです。

念を押しておきますが、ダイエットという意味ではありません。

 

ここで少し、水と便秘の話しをしておきましょう。

便秘の原因は、ストレスや食物繊維の不足、運動不足などたくさんの理由がありますが、体内の水分不足も大きな原因となります。

私たちが食べたものは、胃で消化され、小腸で吸収されて、その残りが大腸に到達します。

この時、食べ物の残りは液体の状態ですが、腸管を通過する際、腸壁から水分が吸収されるので、直腸に届くころには固形化されて、排便されるのです。

 

しかし、身体内部の水分が少なくなると、身体の外へ出る水分を減らそうとするので、便は水分を奪われて硬くなり、肛門から出にくくなる、いわゆる便秘になってしまうのです。

一度便秘となってしまうと、腸内に残った便はさらに水分量が減って硬くなり、ますます排便が困難になるという状況に陥ってしまいます。

便秘にならないためには、食物繊維をしっかり採って、適量の水を摂取することが大切です。

なぜなら、便の中に残った食物繊維が水分を吸って便を大きくし、腸を刺激し排便を促してくれるからです。

 

腸に便が溜まってしまうと、消化吸収の妨げとなり、内臓が活発に動かなくなって代謝が落ちてしまいます。

その上、消化しきれなかった食べ物は、脂肪となって溜まってしまうので、肥満が進んでしまうのです。

 

白湯ダイエットのススメ

最後に、とっておきの話しをひとつ。

みなさんは、「白湯(さゆ)」を知っていますか?

 

白湯とは、一度沸騰させて、飲める程度まで冷ました状態の水のことで、温度は50度ぐらいです。

冷たい水が代謝低下を招くのに対して、この白湯は、代謝効率を改善して体温を上げる効果があります。

体温(内臓の温度)が1度上がれば、ダイエットのカギとなる基礎代謝が10%以上も上がるので、運動をしなくても燃焼される脂肪の量が、かなり増えるんですよ!

 

白湯を飲むのは、朝起きた直後がおススメです。

胃腸を刺激して一日の活動のスイッチが入り、食欲が沸いてきます。

朝食に摂ったカロリーは、脂肪として蓄積することなく、ほとんど消費されますから、ガッツリ食べてもOKです。

 

また、お通じが規則正しくなる効果も期待できますので、日中もできるだけ温度が低い水を飲むのはやめて、最低でも常温の水を摂取するようにしましょう!

たったこれだけの工夫でも、毎日の積み重ねで脂肪の燃焼量は大きくなりますし、運動などとの相乗効果も発生しますから、試さない手はないですよ!

 

白湯を作るときは、水道水ではなく、浄水器を通した水か、ペットボトルの水を使って下さいね。

水道水に含まれている塩素は、短時間で沸騰させると「トリハロメタン」という発がん性物質を発生させますから。

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