肥満と病気の関係(不眠、うつ)

肥満不眠うつ

●今回のポイント

  1. 睡眠時間が4時間以下だと、肥満になりやすい
  2. 寝ている間は、食欲を抑えるホルモンが分泌されている
  3. 肝臓が働く1~3時は、熟睡している必要がある
  4. 女性の場合は、肥満がうつを引き起こすこともある
  5. 睡眠障害を抱えている人が、うつになる可能性は高い

「肥満」と「不眠&うつ」の複雑な相関関係の秘密

肥満と不眠には、とても深い関係があります。

そして、不眠とうつにも関係が…。

今回はこの「肥満」「不眠」「うつ」という、三つ巴トライアングルについて考えてみたいと思います。

 

睡眠不足が続くと、体重が増えたりしませんか?

悩み事があるとき、夜は眠れないのに、昼に眠くなったりしませんか?

そんな謎を、全部解決しちゃいます。

では、さっそく「肥満」と「不眠」の関係に迫ってみましょう!

 

「肥満」と「不眠」の関係はレプチンとグレリンが知っている?!

「睡眠時間が短いと肥満になりやすい」という話を、よく耳にします。

すでにこのことは、いくつかのデータで実証されていて、毎日7~9時間睡眠をとる人と、4時間以下の人では、睡眠が短い人の方が7割以上も肥満になりやすい、という報告もあります。

その鍵となるものは、「レプチン」と「グレリン」というホルモンです。

レプチンとは、「食欲抑制ホルモン」と呼ばれ、エネルギー代謝に関わるホルモン。

グレリンは「食欲増進ホルモン」と名付けられています。

これらは、それぞれ必要な時に分泌されるようになっているのですが、睡眠時間が短いと、このバランスが崩れてグレリンの方が優位になり、食欲が暴走してしまうのです。

不眠が続き、その状態が長く続けば、肥満への道をひた走ることになります。

 

夜更かしすると、つい何かつまみたくなったり、ガッツリ系のお菓子が無性に食べたくなったりしませんか?

例えば、飲んだ後の深夜のラーメン屋なんて、ものすごい誘惑ですよね。

そんな、脂っこいものや甘いものが「つい食べたくなる」という衝動も、睡眠不足の時に起こりがちなんです。

 

イライラで食べちゃうのも、ホルモンのシワザ

眠れないときは、どうしてもイライラしますよね。

そのイライラが、食欲に走らせる、ということもあります。

これは、ストレスを感じると、脳が緊急事態と感じ、生存本能が働いて体にエネルギーを溜めこもうとするんですね。

このとき分泌されるホルモンも、グレリンです。

 

さらに、グレリン以外の理由で不眠が肥満につながることもあります。

それは、夜、きちんと睡眠がとれないと、睡眠時に分泌される「成長ホルモン」の恩恵が受けられないのです。

 

「痩せホルモン」と言われる「成長ホルモン」が分泌されるのは眠りについてから3時間の間。

その間に熟睡すると、代謝が促されて、細胞が活性化し、お肌もキレイになります。

 

肝臓の存在も忘れてはいけません。

肝臓は夜、寝ているときに盛んに働く臓器で、糖やタンパク質、脂肪を代謝して、毒素や老廃物を分解してくれる、ダイエットの強い味方。

午前1~3時の間に、最も活性化します。

 

つまり、ダイエットや美容、健康のためにも、24時から3時には熟睡していることが大事なのです。

もし、不眠で悩んでいるなら、22時から2時までの「睡眠のゴールデンタイム」に、布団の中に入ってしまうというのもおススメです。

眠れなくても、布団で横になって目を閉じているだけで体は休まります。

そのうち習慣になって眠れるようになれば、あなたは、どんなに高い化粧品よりも効果的な美容法を手に入れることができます。

 

睡眠が改善しない場合は、寝る2時間ぐらい前に半身浴をしてみましょう。

体が芯から温まる一方で、寝るタイミングで体温が下がり始めて、深い睡眠を得やすくなります。

パソコンやスマートフォンなど、強い光の刺激を受けるのは、避けて下さい。

脳が覚醒して、不眠が進んでしまいますから・・・。

 

「肥満」と「うつ」の関係は「卵」と「ニワトリ」?!

肥満とうつに関しては、今までさまざまな研究結果が発表されてきました。

それは、「うつ病患者は肥満の確率が高い」、というところから、その逆説としての、「肥満の人はうつになりやすいのか?」という疑問です。

これに関して、1つの結論としては、うつ病患者がうつを発症してから肥満になる可能性は高いが、肥満の人がうつになる可能性は低い、というものでした。

 

しかし、ここで新たな説が浮上しました。

「30歳以下の女性に限っては、肥満がうつを引き起こすケースがある」

というものです。

その根拠は、あるグループの追跡調査で発表されたものですが、

  • 27歳の時に肥満の女性は、30歳までにうつになる可能性が2倍高い
  • 30歳以下の女性の場合、肥満の女性はそうでない女性の2倍以上、うつ病患者が多い
  • 同じく、うつ病患者は、そうでない女性の2倍、肥満が多い

これに対して、同じ調査で男性の場合は、このような顕著な結果は見られなかったそうです。

ということで言えば、この年代の女性に特有の傾向と言えるのかもしれません。

 

でも、ここで考えたいのは、このようなデータを信じるかどうかではなく、私たちが「うつ」か、あるいは「うつのような状態」になった時、

「どうやって気分を晴らそうとしているか?」

ということにあるように思います。

 

物足りなさを感じた時、肥満になる?

30歳までの女性であれば、容姿のことで悩むこともあるでしょうし、ダイエットに一喜一憂している年頃ですよね。

恋人や結婚のことで、一番悩む時期でもあります。

そんなときの肥満って、大きな悩みですよね。

そして、何か足りないものを埋め合わせようとして、甘いものや、炭水化物などの糖類に手が伸びる、そして一時の幸せを味わう、ということが繰り返されれば、肥満にもなるんじゃないかって気がするんです。

 

だから、もしそんな「足りない何か」が欲しいときに、何をしたら気が晴れるかを日ごろから考えておくのも大事かな、と思っています。

私は、最近ヨガと呼吸法、そしてたまに瞑想とかもやっています。

それから、ラジオ体操(笑)。

簡単にできて場所も取らないし、スッキリしますよ。

あとは、チアシードやキヌア、タイガーナッツなどのスーパーフードと呼ばれる栄養価の高いおやつをポリポリ食べています。

 

うつに関しては、食事を変えれば改善できるということを提唱しているドクターもいらっしゃいますね。いくつか本も読みましたが、その内容は、「糖質を制限すること」ということがかなりの確率で入っています。

肥満防止にも、うつ防止にも、どうやら糖質制限は有効のようです。

 

不眠とうつの関係について

最後に、不眠とうつ病の相互関係についてお話ししますね。

アメリカのある大学の学生を対象にした調査では、学生時代に不眠を経験した人は、経験しなかった人と比べて、その後の数十年間でうつ病発症リスクが高いという調査結果があるそうです。

逆に、うつ病患者への聞き取り調査をした結果、男女ともに睡眠障害が一番多かったとか。

睡眠不足は、うつも招いてしまうんですね。

ダイエットのためにも、心身の健康のためにも、規則正しく、ベストな時間に寝なくちゃいけません!

 

夜型の睡眠に慣れてしまっていても、ダイエットや美容、そして、病気を防ぐためにも、少しずつ布団に入る時間を早めてゆきましょう。

夜は、日中に働く交感神経から副交感神経にスイッチが切り替わりますが、夜型の生活を続けていると、なかなか切り替わらなくなります。

神経の働きを正常に戻すためにも、朝はしっかり太陽の光を浴びて、目覚めのスイッチを入れるようにしましょう。

睡眠に関しては、こちら(【b004.doc】へのリンク)でも解説しているので、みなさんの良質な睡眠のため、参考にしてください。

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